オリジナルマップ作成

制作過程

1.テクスチャー(マップチップ)の用意

ファイル形式は、8bit(256色)または24bit(1677万色)の無圧縮ビットマップ(bmp)のみです。他にもtga が使えるみたいですが、ソースが増えるので対応予定無いです。これ以外のフォーマットの場合は、事前にファイル形式を変更してください。ファイル名には、英数字のみを使用してください。

テクスチャーを32*32または64*64ごとに区切ったものをマップチップと呼びます。オリジナルでは64*64が大半を占めているみたいですが、この大きさのチップが用意できない場合は、32*32でも構いません(その分画質は落ちます)。

2.マップ作成

マップエディタ Platinum( http://www.valley.ne.jp/~valencia/ , valencia様作) を使って、マップチップを並べる作業です。大きさの制限はありませんが、目安としては縦横200マス以内にしてください。これ以上大きくなるような場合は、複数のマップに分配した良いと思います。

蛇足。Platinum v1.52bでは回転配置に対応していないようですが、マップチップは90,180,270度回転させて配置できます。例えば、┌ , ─ , ┴ , ┼ , × という5つのチップを用意すれば、それぞれのチップを回転させて、

┌ ─ ─ ┬ ─ ─ ┐

│ × × │ × × │

├ ─ ─ ┼ ─ ─ ┤

│ × × │ × × │

└ ─ ─ ┴ ─ ─ ┘

というマップ(分かりやすいように、区切りを入れています)が作れたりもします。ファイルの容量を軽くするために、なるべく回転を駆使してテクスチャーの枚数を減らすようにしてください。

注意事項

3.マップ情報の指定

2.で作成したセルに、通行不可フラグ、高さを指定をします。レイヤー _movable に通行可能フラグ(0 = 通行可能,0以外 = 通行不可),レイヤー _height に高さを指定します。

高さについては「習うより慣れろ」の要素が高いと思いますので、何度もトライしてコツを掴んだ方が早いでしょう。一応仕様を書いておくと、指定した値は、そのマスの左上の高さとして扱われます。ですので、正方形のマス(1,1)を浮かび上がらせたい場合は、(1,1),(1,2),(2,1),(2,2)の4つのマスの高さを指定する必要があります(複雑すぎて絶対苦情来そうだし_| ̄|○)。

保存する時の注意として、ファイル名に使える文字は英数字のみです。また、コンバーターで使用するのは、*.fmf の方ではなく、*.ppj の方なので気をつけてください。

4.マップのコンバート

この辺の操作が分からない人はサポートしませんので、グーグル先生にでも頼ってください。

まず、igun , テクスチャーに使用した全てのファイル , *.ppj を同じフォルダに入れてください。そうしないと、テクスチャーが読み込めずに、変換に失敗してしまいます。

次に、igun を使用してマップをコンバートします。コマンドプロンプトを起動して、igun の入っているフォルダに移動します。そして、

igun -map (作成したファイル)

とタイプします。添付したテストマップをコンバートする場合は、

igun -map testmap.ppj

となります。正常にコンバートされれば、次のファイルが作成されます。エラーが起きた場合は、エラーメッセージを頑張って解釈してください。プログラムミスの可能性がある場合は、資料を揃えて連絡をお願いします。

  1. data/(mapname).rsw
  2. data/(mapname).gnd
  3. data/(mapname).gat
  4. data/texture/****.bmp (*.ppj で使用したテクスチャーがコピーされます。)
  5. data/texture/タッタタホナヘニ菎フスコ/map/(mapname).bmp (縮小版map)

5.オブジェクト配置

人によって理解力の差が激しい箇所なので、分からない人は素直に諦めた方が良いでしょう。質問して何回も回答を貰っているのに、一向に上達する気配がない、という人を見つけたら要注意です。

まず、

igun -rsw (作成したファイル).rsw

と入力して、rsw エディタもどきを起動します。同じ要領で既存のマップを開き、コピー&ペーストで作成中のマップに貼り付けます(現在はコピー&ペースト、複製以外の方法での新規オブジェクトの設置をサポートしていません)。なお、x , y が示す場所については、マップの中央が(0,0) になり、1マスごとに5づつ増加します。

6.マップ作成後

ここまでたどり着いた方なら、この段階で何をしたら良いのか分かるはずです。分からなくても、ここからの段階はプログラムの範囲外ということでサポートしません。

パッチにする場合、4. で生成された data/ 以下全てのファイルを含めてください。この時、パッチのパスに data/ も含めることに注意してください。場合によっては、*.grf に統合せずに、ローカルファイルに置いた方が良いかもしれませんが、個人の趣味の範囲内ということで。

7.エキスパートモード

マップの詳細まで指定したい、階段を作りたいという人は、エキスパートモードを使えばある欲求を叶えられるかもしれません。このモードは、縦横2マスづつ(計4マス)で1マスの情報を表現するモードです。すご〜〜〜く仕様が複雑なので、expert.ppj を参考にしながら使いこなせるように頑張ってください。このモードが使いこなせたら、神になれること間違いなし。

また、

igun -ppj (作成したファイル).ppj

と入力することによって、通常仕様のマップをエキスパート仕様にコンバートできます。通常モードで作っておいて、階段を入れるためにエキスパートモードにして…など、色々と活躍してください。